こだわり建築のやりがい

難しさを乗り越えてお客様の希望に最大限寄り添い、
完成後も長くお付き合いできる関係を築けることは、
大同工業ならではのやりがいです。
現場監督として長年現場に携わる丹野さんに、
お客様との関わりの中で忘れられない案件について伺いました!

伊東本社
統括所長
丹野 高志(たんの たかし) さん
デザイン性の高い案件だからこその難しさ
高原に建てられたデザイン性に富んだ別荘
2000年、伊豆原高原の高台に「O邸」という別荘を施工したときのこと。
世界を股にかけて活躍する著名な設計士による設計は、
別荘地にふさわしいデザイン性の高いものでした。
ただ、設計士は多忙を極め、設計助手が現場を担当していたため、
設計士と施主であるお客様とのコミュニケーションが十分に取れていない印象。
施工が進んだある日、お客様から「こんなはずじゃなかった」という言葉を受けたのです。
私たち施工会社は、設計事務所からの依頼を受けて図面通りに作業するのが仕事です。
しかし、実際にお客様と長く付き合っていくのは私たち施工会社の使命だと思っています。
家造りからアフターメンテナンスまで、責任を持って関わるためにも、
しっかりとお客様と向き合いたいと、このとき強く感じました。

その後、心掛けたこと
限られた条件の中で、お客様の希望を叶えるため奮闘
コミュニケーションの重要性を感じた私は、
お客様の希望を設計事務所に伝えたり、希望に近づけるよう設計事務所に提案したり、
橋渡しとして尽力するよう心掛けました。
最高のデザイン性を提供したいが、実用性もあきらめたくない。
どちらも両立するため、双方を尊重し、寄り添うことを大切にしました。

その結果
お客様との信頼関係を構築し、長年のお付き合いへ
その後、お客様にとって満足のいく家が完成。
お客様がその家を手放すまでの約20年間、アフターメンテナンスで長きに渡り、
お付き合いを続けることができました。
ひさしのレールの弛みなどの経年劣化によるメンテナンスも、信頼関係があるため、
スムーズに行うことができました。
この件以来、家造りの最初から最後まで、
お客様と設計事務所と双方とのコミュニケーションをより大切にしようと努めています。
私たちの仕事は、難しさもありますが、
お客様と一番長く接することのできる、やりがいのある仕事だと自負しています。
