チョー!ゲンバリ?
『張弦梁(ちょうげんばり)構造』で大空間
『張弦梁構造』ってご存知でしょうか?
主に大スパン建築に採用され、体育館・学校・アリーナなど広い空間で使われている工法らしい。
住宅を多く手掛けるウチの会社では珍しい(住宅は狭い部屋がいくつもあるのが特徴です)工法で、今回記事を書く上で勉強しました!
(かじっただけなので暖かい目で見て下さい。)
軸組み構法との違い
「軸組」とは日本では最も一般的で、柱や梁、筋交を組み合わせて軸組(骨組み)を作り、建物を「線」で支える工法。「在来軸組構法」と呼ばれているので、耳にしたことがある方も多いと思います。
それに対し、張弦梁構造は梁と引張材を組み合わせた、軽量で安全性の高い構造。梁・ケーブル(引張材)・束材(圧縮材)で構成され、各部材には軸力のみ生じる為、合理的に力を伝達する事が出来る。
対して「張弦梁」
簡単に説明すると、梁の間に、ケーブル(弦)を引っ張って締め上げると、梁が両方から引っ張られ、束材が梁を真ん中から押し上げるイメージ・・・です。
雑誌『新建築 住宅特集』に掲載されました
『母の家・父の家~建築家による親のための住まい』
と言うテーマの中で掲載頂きました。
「張弦梁」構造を生かしたとても広いリビングで羨ましいです。
普段見せない「構造部分」をあえて美しく見せてあるあたりが何とも素敵ですね。
今回は表紙にも掲載して頂きました。
気になった方はぜひお手に取ってご覧くださいね。