はたらくちから, 力の源(休日の過ごし方)

私の一番好きな建築家vol.1

あなたにはお気に入りの建築家はいますか?「奇抜なものは好きじゃない」と話す川口さんが紹介するのは、シンプルな中にも美しさを感じる3つの建築物。
川口さんの目を通して見る建築家のこだわりを読むと、3人の建築家についてもっと知りたくなります。

伊東本社
常務取締役
川口 保(かわぐち たもつ)さん

村田 靖夫氏

25歳の頃、初めて自宅を設計したときのことです。
参考にいろいろな設計図を見ていると、気になるものを発見。
それが、村田さんの建物でした。
中庭を中心に、各部屋から中庭を眺められる家で、シンプルな作りに感銘を受けたことを覚えています。
実際に自宅も似たような家を建てました。

(44年前に建てた自宅)
(11年前に建て直した自宅)

藤井 厚二氏

藤井さんが自邸として建てた「聴竹居」を50歳の頃に知り、どうしてもこの目で見たいと思って京都へ。
ガラスの格子窓から日が差し込むスペースには椅子が置かれ、ゆったりとした時間が流れていました。
そばに流れる川の近くから土管を通し、川の冷気を取り入れて天然の冷房のようにしているところも面白い。
暮らしやすさに重点が置かれ、動線がきちんと考えられている点も素晴らしいと思いました。

丹下 健三氏

国立代々木競技場や東京都庁の設計で有名な丹下健三さんですが、私が好きなのはカテドラル教会。
仲人を頼まれ東京へ出かけたときに、通りがかりに高い建物に興味を持って入ってみると、それがカテドラル教会だったのです。
30~40mもの曲面の吹き抜けが打ちっぱなしのコンクリートで作られていて、度肝を抜かれてしまいました。
建物を見たときにはどうやって作るか考えてみるのも1つの楽しみですが、このカテドラル教会を見ると、「自分にはとてもできない」と思ってしまいます。

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