はたらくちから, 社員の活躍

思い出の案件紹介

心に残るあの現場……。
今回、思い出を語っていただくのは、湘南支店所長の蛭川さん。
お客様と紡いだ絆のお話に、きっと胸が熱くなることでしょう。

湘南支店
所長
蛭川 哲孝(ひるかわ のりたか)さん

案件名:辻堂S邸新築工事

引き渡しのときにお子様から手紙を……
2023年6月末にお引き渡しした物件では、お客様からよく手紙をいただきました。
特に引き渡しの際のお子様からの感謝の手紙が心に残っています。
お子様は小学生の男の子2人で、残念ながら2024年3月末にご長男が亡くなりました。
お葬式では、お父様から「短い間だったけど、新しい家に住まわせてあげられた」と感謝の言葉をいただき、「良いことをしたのかな」と改めて感じました。

意識・情報の共有に注力
屋根が斜めの難しい物件で、大工や設計事務所と頻繁に打ち合わせをしました。
設計事務所の方が毎週現場に来てくれたおかげで、大工や職人とも連携し、意思伝達の漏れなく進めることができました。
全員が共通の意識を持っていたからこそ、良い建物が完成したと思います。

安全第一に整理整頓を徹底
お客様は、現場にご家族でいらっしゃるため、怪我をしないよう気をつけました。
お子様からは目を離さず、現場は常に整理整頓、掃除、片付けを徹底。
お子様にとって、家の完成過程を見るのは貴重な経験だったでしょう。
お客様からいただくお茶に添えられた「暑いので気をつけてください」という何気ない一言に、とても嬉しさを感じていました。
現場の雰囲気が良く、お客様を含めた皆が信頼関係を築けていたと思います。

手紙に驚きと喜び……「次の現場も頑張ろう!」
お子様から手紙をいただいたのは初めてで、とても驚きました。
手紙の内容は、「約1年間、長い期間に渡り家を作っていただき、ありがとうございます。
楽しみにしていた家なので、楽しく住まわせていただきます」。
とてもしっかりとした文章でした。
そのお子様は、学校帰りに1人で現場に顔を出すこともあり、「楽しみにしているんだな」と感じ、早く仕上げてあげたい、もっと良い仕事をしていきたいという気持ちになったのを覚えています。
完成したときはとても嬉しそうで、「次の現場も頑張ろう!」と思いました。
お客様をはじめ、現場の大工、職人、設計事務所の方々との細かなコミュニケーションが喜びの声につながりました。
お客様の要望に応え、楽しみにしている家を建てることがこの仕事のやりがいです。

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