2024年活躍社員インタビュー(鈴木さん)(前編)

伊東本社
鈴木 東(すずき あずま)さん
2022年に新卒で入社し、監督として現場の施工管理を担当している鈴木東。
入社1年目には本社社屋建て替えプロジェクトに参加し、
その後いくつかの現場を経験するなかでスキルアップを続けてきた。
そして入社2年目、新たな試練とチャンスが訪れるのだった。
独り立ちへの不安と期待
2023年11月から、鈴木は静岡県にある伊豆今井浜温泉今井荘の改修工事に携わることになった。
工期は翌年7月までで、担当するのは4~10階の客室だ。
現場の一部とはいえ、これまで一人で任せられる機会がなかった鈴木にとっては
初めての挑戦となる。
常時70~80名が出入りするような現場で、うまく統率が取れるのか。
そして、大人数を相手に朝礼で挨拶ができるのか……
不安はあったものの、これは成長のチャンスでもある。
「一人で考える時間をなくして、気になることがあればすぐに聞くように」
以前、本社プロジェクトに携わった際になかなか質問することができなかった鈴木に向けた先輩からのアドバイスだ。
こうした課題を乗り越えるのもまた、今井荘改修工事における目標の一つだった。

自信を身につけるための行動
現場が始まったときは、とにかく無我夢中だったという。
工期が短いため、工程が遅れそうなときには人数の調整をしたり、
現場をきれいに保つため週に一回清掃の分担をしたり。
現場内をよく見て、危険だと感じた箇所については、上司や設計担当者に質問した。
本社プロジェクトのときのように、一人で考え込む時間を省き、
わからないことはそのままにせず、解決のため迅速に動いたのだ。
ある日、客室洗面室の工事で気になる箇所があった。
図面に記載のない窓があることが判明したのだ。
それによって、壁とタイルの見切り材を従来通りのおさめ方にすると、
仕上がりがいびつになる可能性があると鈴木は考えた。
鈴木はすぐに上司と設計担当者へ次のように提案した。
「見切り材の位置を調整してみてはどうでしょうか?」
この提案はすぐに上司に認められた。
さらに設計担当者からも『そうした方がいいね!』とポジティブな答えがもらえて、鈴木の自信へとつながった。

こうして、一歩ずつ成長を実感しながら進めていった今井荘の改修工事。
この後、さらに鈴木は現場管理者としての自覚を高めていく。
(後編に続く)