ワールドカップ、楽しんでますか??
残念ながら日本は敗退してしまいました。。。
グループリーグは波乱すぎて、本当に楽しませてもらいました。
“ドイツ・スペイン”に勝つなんて快進撃すぎます!!!
ここでは、このワールドカップを「建築の目線」から見てみたいと思います。
ワールドカップ開催国 カタール
今回のワールドカップがカタールで開催決定したのは2010年。
スタジアムの建設やインフラ整備中の事故に遭われた方が6500人とも言われていたり、
イスラム法の関連からもLGBT差別問題・・・などと、様々な困難を乗り越えて開催されたワールドカップ。
難題が続く中、カタールは国をあげて開催に向け準備してきました。
スタジアムの話
今回のワールドカップのために「8つのスタジアム」が建設されてきました。
その中で私が一番目を惹きつけられたのが「ルサイルスタジアム」です。
ルサイルスタジアム
(ルサイルスタジアム:https://www.fifa.com/fifaplus/ja/articles/lusail-stadium-ja)
ルサイルスタジアムは、古代アラブの工芸品である「ボウル編み」を模して設計されました。
日本のものでいうと、仏壇の上に置かれている”おりん”のような見た目のスタジアムです。
(設計はイギリスのフォースター&パートナーズで、渋谷マルイ建て替え工事にもリードデザイナーとして関わる予定。https://mag.tecture.jp/culture/20220528-62237/)
目が惹かれるポイントは・・・
「ファサード全てが金色!とにかく”金”!!!」
新国立競技場より少し大きいくらいの超巨大な金色の”おりん”をイメージしてみてください。
まさにオイルマネーで潤っている国のスタジアムといったところです。
カタールは秋田県と同じくらいの面積。
国民一人当たりのGDPが世界8位です(日本は同じ調査で27位)。
物価も高く、ビールはグラス1杯で2000円らしいですww
ちなみに、このファサードの曲面、いくつも「三角形のスチールフレーム」をひたすら組み合わせてできています。
何個必要だったんだろう。。。
太陽の光が当たる時刻。特に夕暮れのライトアップが始まる頃が最も美しく輝くそうです。
決勝が行われるスタジアムなので、時間がある方はぜひ見てください。
ところで・・・この総工費約769億円の黄金のルサイルスタジアムの
約2倍の総工費がかかったスタジアムをご存じでしょうか?
日本の「新国立競技場」です。。。
驚きました。
例えば人件費などが全然違うので、数字のインパクトは大きいですが、妥当かもしれません。
決勝戦!
12/19 日本時間、日曜日の深夜午前0時
黄金のスタジアムを見ながら最後の試合を楽しみたいと思います!