幣束(へいそく)のはなし
上棟式で用意する、『幣束』。
上棟式とは、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事建物が完成することを祈願する儀式で、「棟上げ(むねあげ)」、「建前(たてまえ)」とも言います。
建築工事の途中で行う儀式で、工法にもよりますが、木造軸組では棟木を棟に上げる時に、鉄骨造では鉄骨工事が完了したとき、鉄筋コンクリート造では躯体コンクリートの打ち込みが終了したころに行う。魔よけのための幣束(へいそく)を鬼門に向けて立て、四隅の柱に酒や塩、米などをまき、天地四方の神を拝ます。
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【幣束】とは
読み方:へいそく
1 神に供えるささげもの。幣帛(へいはく)。ぬさ。みてぐら。にぎて。
2 裂いた麻やたたんで切った紙を細長い木に挟んだもの。祓(はらい)のときに用いる。御幣(ごへい)。
デジタル大辞泉 https://www.weblio.jp/content/%E5%B9%A3%E6%9D%9F
幣束を仕事で作ることがありますが、これが結構難しいんです。
竹製の丸扇子を打ち付けたり、麻紐で縛ったり。
おかめのお面付けたり。
その中でも幣束の幣芯(棒?)に筆で施主名と会社名を書かなければなりません。
それがとても緊張します。
幣束を書く時に役立つ裏ワザ!?
木製の弊芯に直接筆で文字を書こうとするとどうしても滲んでしまいます。
そのため、筆で文字を書く前にチョークで書く面を塗ります。
そしてその上から筆で書くと滲まないんです。文字が乾いたら消しゴムで消せば完了です。
ぜひ幣束を用意することになったら、実践してみて下さい。