「ワクワク」があつまるところ
建築学生といっしょにワクワクが集まるイベントをやるぞ!
ものづくりが好きな建築学生
大同工業は、ひそかに「建築に興味のある学生・若者」を応援している・・・
今回のイベントにあたり、めぐり会えたのは2校の大学から5名の建築系の大学生。みんな明るくて元気だ。何よりも「建築が好き」という合言葉のもと集まってきてくれたことが嬉しい。
7月初旬にキックオフミーティングが行われ、1ヶ月後の8月6日が本番という超タイトなスケジュール。
課題やテストに追われながらも構想を練ってくれて素敵なイベントに仕上げてくれた学生さんに感謝。
さて、どんなワクワクが集まったのだろうか・・・
産地のうまいもんが集まる「エドノイチ」
ワクワクを集める場所を提供してくれたのはEC サイトを運営する3rdcompass さん。
この会社が運営する「エドノイチ」が舞台となる。
エドノイチは地方の名産品を首都圏で販売する期間限定のポップアップショップ。実は少し未来感覚な取り組みを実験的に行っていて、オンラインで産地と首都圏を繋げて生産者さんの顔を見ながら買い物ができる。お代は「電子決済のみ」と、ちょっとハードルは高いがいずれ訪れる未来の買い物シーンだ。
このように、いつもとは違った買い物体験ができるのが特徴のお店。
「ワクワクが集まる場所じゃないか。まさに今回のイベントにピッタリな場所だ・・・」と、感じた予感が的中したのはこの後の話し。
魔法のクレヨン「キットパス」
イベントの構想から開催までとにかく時間がない。
「限られた時間と空間の中でイベントなんてできるのだろうか?」
高まる不安とは反対に、時間だけが減ってゆく。
そんな中、一つのアイデアが生まれた。
「ガラスアートイベント」
エドノイチから与えられたスペースは、全面ガラス張りのフロアで、なんと横浜駅西口の真ん前にある。1日に何千人もの人が行き交う場所だ。
「ワクワクを集めるためのアートを描いてやる!」
アイデアは出たものの、何をどう使って進めればよいのか。手段が思いつかない。
途方に暮れる中、イベントについて社内で雑談をしていたところ、小さなお子さんがいるスタッフから一言・・・
「ガラスに綺麗にな絵が描けるクレヨン、ありますよ!」
天の声が届いた。
今回使用した材料は「キットパス」。ガラスに絵が描ける。スムースな描き味と鮮やかな発色。
軽く拭けばきれいに落とせる。今回のイベントのために生まれたような材料。
ピッタリな材料と出会えて助かった。
あつまった「ワクワク」は、つぎへとつながる・・・
イベント当日・・・やれるだけの事はやった。初の試みに不安がこみ上げる。
こちらの心配をよそに学生たちは「思いっきり」ガラスに絵を描き始めた。
スマートフォン片手に、画面に下書きを写しながら等身大のアートをガラスに描き込む姿を見て「いまどきだな・・・」と感じたのは私だけではなかったようだ。
思いっきり描きながらも細かい部分を修正する学生たち。
生まれて初めて使う「キットパス」。使いこなせるのか心配したが、しばらくすると材料の特徴をうまくとらえて良い色を出している。
さすが「ものづくり」が好きな建築学生。頼もしい・・・
駅前の“超”目立つ場所で行ったイベントは想像以上に群衆に響いたみたいだ。信号待ちをする人々からは多くの視線が集まり、中には写真や手を振ってくれる人もチラホラ。
おかげでエドノイチも多くのお客さんであふれかえり、最高の一日となった。
「やればできる!」
大同工業と建築学生の叡智により成功した今回のイベント。
この経験はきっと次のワクワクにつながるに違いない。
~編集後記~ 今回は期間限定のポップアップイベント。 少しでもワクワク体験、伝わっただろうか? 関係者のみなさまに“感謝”いたします。