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新建築 住宅特集12月号に『西伊豆の家』が掲載
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「©FOTOTECA」
土地に倣い自然の美しさを発見できる住まい
この設計は海と富士山を一望できるリビングを2階に配置することからスタートした。すべての居室から海を眺める建物にすることも考えられたのだが、近くの森や敷地内にも魅力的な自然があり、それら足もとに広がる近景を生かすことでより季節ごとの景色を楽しめることも重要にした。建物は敷地にもともと自生していた樹齢100年のオオシマザクラを囲む配置とし、その場所の景色に応じて空間を構成した。
3面開口のリビングと海側に突き出した開放的なバルコニー。2方向の景色が望める主寝室は富士山側に半外部空間のサンルームを設け、さまざまな景色をもつ空間が1枚の薄い屋根で繋がっている。
L型の室内から周囲を眺めると、自然と共にもう1辺の建物が風景の一部として参加することになり、建物が建つことで生まれた自然との新たな秩序がより自然を豊かに感じさせてくれる。
<新建築 住宅特集 12月号より>
設計:PLUS design
http://www.plus-design.net/PLUS_DESIGN/HOME.html