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新建築 住宅特集5月号に『擁壁と屋根/対行政住宅』が掲載

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?新建築写真部

法条例と生活を結ぶカタチ

既存擁壁を残置し、開発行為を避けながら設計を進めていくと、単純に既存車庫の利用と新設ガレージの造成へと辿り着き、南側が車庫エリア、北側が住宅エリアとなることが自然に導き出された。それぞれの地盤面がおよそ2m異なることから、高さに応じた屋根を2枚架けることで空間をつくり、この場所に呼応するような建築の建ち方を示すことを目指した。その屋根形状をそのまま写した内部空間として、内外の親和性を高めることで住人と建築の一体感を生み出した。
さらにこの建築は、「住宅棟」と「車庫棟」の一敷地内別棟とすることではじめて成立する。別棟とするとそれぞての地盤で平均地盤面を設定することができ、およそ2m上がった地盤に建つ住宅棟の高さを最高設定し、住宅に気積(ゆとり)を確保することが可能となった。

(齋藤隆太郎)

<新建築 住宅特集 5月号より>


設計:DOG一級建築士事務所

http://dog-archi.com/

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