現場監督の必需品・道具 ~スケール編~
「スケール」と「コンベックス」
現場監督の必需品の一つに「スケール」が有ります。
「スケール」と言っても、弊社では「コンベックス」の事を指している事が多いです。
「スケール」や「コンベックス」は「メジャー」の一種です。
要するに、どれも長さを測るための道具です。
しかし、コンベックスにも色々と有ります。弊社で使用するのは全てJIS規格合格品。
弊社のように精度を重視する仕事には必要不可欠です。
腰元にチラリ、黄色が目立つ「コンベックスホルダー」
現場監督は荷物が多い。したがって、両手いっぱいになる事が多々あります。
きっとこの「ホルダー」は現場の声から生まれた商品なのだろうと思います。
内勤職の私は、現場監督たちの腰元にチラリと目立つ、黄色いソレが何だかわかりませんでした。
しばらくして「コンベックスホルダー」だと言う事を知りました。
ベルトに“シャキーン”と装着できるなんて、まるでスーパーヒーローの変身ベルトの様ですよね(言い過ぎ?)。多分私が幼かったら、ちょっと憧れて欲しくなる部類のやつです。
コンベックスの使い方と機能
初めてコンベックスを手にした時、何だか先っちょがカタカタして緩んでるな。と
思ったことはありませんか?
実は、これが正常なんです。
先端の金具の名称は、メーカーによると「0点補正移動爪」と呼ばれるらしいです。
しかし、長いので「爪」と呼んでいます。
コンベックスの使い方は、先端を押し当てる場合と、爪を引っかける場合があります。
爪が固定されていると、その厚みの分だけ、測り方次第で変わってきてしまいます。従って、移動することにより、いずれの方法でも正確に測る事が出来ます。
つまり、押し当てて使うときは本体の方へ動き、引っかけて使う時には先端の方へ動き、爪の内側が基点になり、爪の厚み分が自動調整されると言う事です。
ちなみにこちら↑↑↑は昔、安全大会で記念品として配った「大同工業オリジナルブランドのコンベックス」レアアイテムですね~
もう一つのスケール「三角スケール」
現場監督の必需品として、もう一つスケールと呼ばれる道具があります。
それは「三角スケール」です。三角柱の形をした縮尺定規で、縮尺図面の製図や読み取りの時に使用されるものです。
3つの面の両側に、縮尺の異なる目盛があり、必要な縮尺に合わせて使用面を選びます。
図面を描いたり、読み取ったりする時に使用します。
CADによる製図が一般的になっている現代では、図面を描く時に使用する事は殆どなくなりました。
しかし、今でも図面を読み取る時に使用されています。
昔、弊社に現場監督の社員が入社した時には、社名が入った三角スケールをプレゼントしていました。
これも時代ですね。